「われわれの国の大義は、いつも、わが国の国防よりも大きいものだった。われわれは戦ってきた。いつも、正しい平和のために戦ってきた。自由を望む平和のために。われわれは、テロリストや暴君から、この平和を守っていく。われわれは、偉大な勢力の間の良好な関係を確立するによって、平和を維持していく。そして、われわれは、すべての大陸で、自由で開かれた社会を励ますことによって、平和を広めていく。」
合衆国は、前例を見ない、そして比類のない力と世界への影響力を有している。他にはない責任と義務と機会によってもたらされるこの地位を、自由主義への信念と自由社会の価値によって、維持している。この国の偉大な力は、自由を望む勢力の均衡を進めるために、用いなければならない。
20世紀の大部分の期間、世界は、破壊的な全体主義と、自由平等主義との間の大きな争いによって分割されていた。
この争いは終結した。階級、国家、人種における理想郷を約束しつつ悲惨を招いた過激な思想は、叩きのめされ、信用を失った。今、アメリカは、戦勝国よりも、没落した国によって、脅かされている。われわれには、陸海軍よりもむしろ、少数の不満分子の手にある破滅的な技術が脅威となっている。われわれの国への、同盟国への、そして友人たちへのこれらの脅威を、われわれは打倒しなくてはならない。
これは、同時に、アメリカにとっての好機でもある。われわれは、この勢力の力を、数十年にわたる平和、繁栄、自由に転換してしまおう。際立って強いアメリカの国際主義、これはわれわれの価値感やわれわれの国家の関心の総体に影響しているが、合衆国の国家安全保障戦略は、これによって立つであろう。この戦略のねらいは、世界を単に安全にするというのではなく、よりよいものになるように援助していくことである。進展のための方針の到達点は明白である。すなわち、政治的、経済的自由、平和的な国家間の関係、そして、人間の尊厳である。
そして、この方針はアメリカ単独のものではない。すべてに開かれている。これらの目標を成し遂げるために、合衆国は