1 | いつのまにか色の付け方を知っていた |
うちの娘(あやこ)は、前回の見本を使って、自分のを作ったのですが、なんと、色がついていました。
あやこは、インターネットでチャットしたりしているのですが、そこに書きこむ場合に、HTMLのタグを入れることができる場合もあります。 そうすれば、字を大きくしたり、色をつけたりすることもできるわけです。 ようするに、目立つ書き込みになるわけ。(^^)
あやこは、普段から、チャットする時に、色をつけたりしています。
そんなわけで、「その1」の見本をみて、すぐにピンときたようです。
私が教えたわけでもないので、遊んでいるうちに自然に覚えたのか、兄のを見たのか、それともチャット仲間に教えてもらったのか...
2 | 色のついたHTML文書 |
あやこの作ったファイルは、こんなのでした
<HTML>
<HEAD>
<TITLE>
初めてのホームページ
</TITLE>
</HEAD>
<BODY>
<H1> <font color=#380960>私</font> <font color=#788095>の</font> <font color=#99ffff>は</font> <font color=#005522>じ</font> <font color=#881200>め</font> <font color=#876799>て</font> <font color=#cc66cc>の</font>
<font color=#968407>ホ</font> <font color=#065543>ー</font> <font color=#886431>ム</font> <font color=#668307>ペ</font> <font color=#199891>ー</font> <font color=#001998>ジ</font> </H1>
<P>
今日、初めてホームページを作りました<BR>
ちゃんと自分で作ったんだぞ<BR>
なあるほど<BR>
わーい<BR>
わぁ<font color=#ffff00>★</font><font color=#ff0000>ミ</font><BR>
<font color=#9999ff>あそびましょ・・?</font><BR>
</P>
</BODY>
</HTML>
これを、test02.html という名前で保存してください。
ごちゃごちゃしていて複雑に見えますが、新しいタグは、
<font color=#380960>私</font>という類のものだけですよね。
3 | 今回使ったタグの解説 |
あやこは小文字を使っていましたが、大文字でも小文字でも同じなので、ここでは見やすいように大文字で表記します。
<FONT>
<FONT>は、</FONT>との間の文字の表示に、どんなフォントを使うかを指定するタグです。
色を指定する場合は <FONT COLOR=色>のようにすればいいわけです。
色の表示には、英語で書く方法と、数字で書く方法があります。
英語の場合は、いろいろな色の名前が使えます。
<FONT COLOR=red> なら red
<FONT COLOR=skyblue>なら skyblue
<FONT COLOR=turkishblue>ならturkishblue
などなど。あなたのブラウザでも、ちゃんと色が変わっているでしょうか。
知っている英単語をどんどん試してみましょう。
4 | 数値で色を表す |
この項は、ちょっとめんどうなので、読み飛ばしてもOKです
数値は、光の三原色、すなわちRGB(red,green,blue)で指定します。
16進数6桁表記なので、なんか難しそうですが...
<FONT COLOR=#000000>
のように6桁の数値で書いて、2桁ごとに、赤、緑、青を表します。
こうすれば、どんな色でも表示することができます。
16進数は、私たちが普段使っている「0123456789」の10個の文字のほかに、「ABCDEF」の6文字を加えて表示します。
ここで、A=10, B=11、C=12, D=13, E=14, F=15をあらわしています.
00が一番小さい数値(10進法でも0)
FFが一番大きな数値(10進法では255)になります。
B6ならば16の位がB(=11)、1の位が6なので、
(11 x 16) + (6 x 1) = 182 です。
人間の目には、文字の色程度でしたら、そんなに細かい差は理解できませんから、おおざっぱに考えてだいじょうぶです。
<FONT COLOR=#000000>は光がまったくないので、黒
<FONT COLOR=#FF0000>は赤い光が一番強い状態で他の色はないので、赤。これは、<FONT COLOR=RED>と、同じです。
<FONT COLOR=#00FF00>は緑が一番強い状態で他の色はないので、緑
<FONT COLOR=#FFFFFF>は全部の色があるから、白になります。
同じように
<FONT COLOR=#FF9090>は赤い光が強く、緑、青が入ってもう少し明るくなるからピンクになります。
<FONT COLOR=#909090>は白が全体に暗くなったから灰色です。
タグでの指定 | 16進数でRGBに分ける | 10進数で表記 | こんな色です | |||||
R(赤) | G(緑) | B(青) | R | G | B | |||
#000000 | 00 | 00 | 00 | 0 | 0 | 0 | ● | 要するに黒ですね |
#FF0000 | FF | 00 | 00 | 255 | 0 | 0 | ● | 赤 |
#B00000 | B0 | 00 | 00 | 192 | 0 | 0 | ● | 少し暗い赤 |
#800000 | 80 | 00 | 00 | 128 | 0 | 0 | ● | 暗い赤 |
#400000 | 40 | 00 | 00 | 64 | 0 | 0 | ● | とっても暗い赤? |
#FF8080 | FF | 80 | 80 | 255 | 128 | 128 | ● | 明るい赤 |
#FFB0B0 | FF | B0 | B0 | 255 | 192 | 192 | ● | もう、ピンク |
#00FF00 | 00 | FF | 00 | 0 | 255 | 0 | ● | 緑というより黄緑 |
#00B000 | 00 | B0 | 00 | 0 | 192 | 0 | ● | 明るめの緑 |
#008000 | 00 | 80 | 00 | 0 | 128 | 0 | ● | このへんが緑かな? |
#004000 | 00 | 40 | 00 | 0 | 64 | 0 | ● | 暗い緑? |
#FFFF00 | FF | FF | 00 | 255 | 255 | 0 | ● | 赤と緑で黄色になります |
#FFB000 | FF | B0 | 00 | 255 | 192 | 0 | ● | 緑が少なめならオレンジ |
#B0FF00 | B0 | FF | 00 | 192 | 255 | 0 | ● | 赤が少なめなら黄緑 |
#00FFFF | 00 | FF | FF | 0 | 255 | 255 | ● | 緑と青なら水色(シアン) |
#00FF80 | 00 | FF | 80 | 0 | 255 | 128 | ● | 青を弱めれば... |
#0080FF | 00 | 80 | FF | 0 | 128 | 255 | ● | 緑を弱めれば... |
#FFFFFF | FF | FF | FF | 255 | 255 | 255 | ● | 白 |
#B0B0B0 | B0 | B0 | B0 | 192 | 192 | 192 | ● | 灰色 |
#808080 | 80 | 80 | 80 | 128 | 128 | 128 | ● | 暗い灰色 |
5 | 見てみる |
ここをクリックして、test02.htmlをみてみましょう。
自分でためしてみると、いろいろな色が使えて楽しいですよ。
子どもと一緒に遊びながら、いろいろな色を試してみたほうが楽しいですし、
きっといいのができると思います。
6 | おまけ |
ページの背景(BackGround)にも色が使えます。
<BODY>のところに指定すれば全体の背景色が指定できます。
たとえば、
<BODY BGCOLOR=pink>
とすれば、バックがピンクになります。
もちろん、数値でも指定できますから
<BODY BGCOLOR=#F0F0FF>
とすると、ごく薄い水色になります。
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