ホームページの作り方

◆その2◆

色のついたホームページ


1 いつのまにか色の付け方を知っていた

うちの娘(あやこ)は、前回の見本を使って、自分のを作ったのですが、なんと、色がついていました。

あやこは、インターネットでチャットしたりしているのですが、そこに書きこむ場合に、HTMLのタグを入れることができる場合もあります。 そうすれば、字を大きくしたり、色をつけたりすることもできるわけです。 ようするに、目立つ書き込みになるわけ。(^^)

あやこは、普段から、チャットする時に、色をつけたりしています。
私が教えたわけでもないので、遊んでいるうちに自然に覚えたのか、兄のを見たのか、それともチャット仲間に教えてもらったのか...

そんなわけで、「その1」の見本をみて、すぐにピンときたようです。

2 色のついたHTML文書

あやこの作ったファイルは、こんなのでした


<HTML>

<HEAD>
<TITLE>
初めてのホームページ
</TITLE>
</HEAD>

<BODY>
<H1> <font color=#380960>私</font> <font color=#788095>の</font> <font color=#99ffff>は</font> <font color=#005522>じ</font> <font color=#881200>め</font> <font color=#876799>て</font> <font color=#cc66cc>の</font>
<font color=#968407>ホ</font> <font color=#065543>ー</font> <font color=#886431>ム</font> <font color=#668307>ペ</font> <font color=#199891>ー</font> <font color=#001998>ジ</font> </H1>
<P>
今日、初めてホームページを作りました<BR>
ちゃんと自分で作ったんだぞ<BR>
なあるほど<BR>
わーい<BR>
わぁ<font color=#ffff00>★</font><font color=#ff0000>ミ</font><BR>
<font color=#9999ff>あそびましょ・・?</font><BR>
</P>
</BODY>
</HTML>

これを、test02.html という名前で保存してください。

ごちゃごちゃしていて複雑に見えますが、新しいタグは、
<font color=#380960>私</font>という類のものだけですよね。

3 今回使ったタグの解説

あやこは小文字を使っていましたが、大文字でも小文字でも同じなので、ここでは見やすいように大文字で表記します。

<FONT>

<FONT>は、</FONT>との間の文字の表示に、どんなフォントを使うかを指定するタグです。
色を指定する場合は <FONT COLOR=色>のようにすればいいわけです。

色の表示には、英語で書く方法と、数字で書く方法があります。

英語の場合は、いろいろな色の名前が使えます。

<FONT COLOR=red> なら red
<FONT COLOR=skyblue>なら skyblue
<FONT COLOR=turkishblue>ならturkishblue
などなど。
あなたのブラウザでも、ちゃんと色が変わっているでしょうか。

知っている英単語をどんどん試してみましょう。

4 数値で色を表す

この項は、ちょっとめんどうなので、読み飛ばしてもOKです

数値は、光の三原色、すなわちRGB(red,green,blue)で指定します。
16進数6桁表記なので、なんか難しそうですが...
<FONT COLOR=#000000>
のように6桁の数値で書いて、2桁ごとに、赤、緑、青を表します。
こうすれば、どんな色でも表示することができます。

16進数は、私たちが普段使っている「0123456789」の10個の文字のほかに、「ABCDEF」の6文字を加えて表示します。
ここで、A=10, B=11、C=12, D=13, E=14, F=15をあらわしています.
00が一番小さい数値(10進法でも0)
FFが一番大きな数値(10進法では255)になります。
B6ならば16の位がB(=11)、1の位が6なので、
(11 x 16) + (6 x 1) = 182 です。

人間の目には、文字の色程度でしたら、そんなに細かい差は理解できませんから、おおざっぱに考えてだいじょうぶです。

<FONT COLOR=#000000>は光がまったくないので、黒
<FONT COLOR=#FF0000>は赤い光が一番強い状態で他の色はないので、赤。これは、<FONT COLOR=RED>と、同じです。
<FONT COLOR=#00FF00>は緑が一番強い状態で他の色はないので、緑
<FONT COLOR=#FFFFFF>は全部の色があるから、白になります。

同じように

<FONT COLOR=#FF9090>は赤い光が強く、緑、青が入ってもう少し明るくなるからピンクになります。
<FONT COLOR=#909090>は白が全体に暗くなったから灰色です。

タグでの指定 16進数でRGBに分ける 10進数で表記 こんな色です
R(赤)G(緑)B(青)
#000000 000000000 要するに黒ですね
#FF0000 FF000025500
#B00000 B0000019200 少し暗い赤
#800000 80000012800 暗い赤
#400000 4000006400 とっても暗い赤?
#FF8080 FF8080255128128 明るい赤
#FFB0B0 FFB0B0255192192 もう、ピンク
#00FF00 00FF0002550 緑というより黄緑
#00B000 00B00001920 明るめの緑
#008000 00800001280 このへんが緑かな?
#004000 0040000640 暗い緑?
#FFFF00 FFFF002552550 赤と緑で黄色になります
#FFB000 FFB0002551920 緑が少なめならオレンジ
#B0FF00 B0FF001922550 赤が少なめなら黄緑
#00FFFF 00FFFF0255255 緑と青なら水色(シアン)
#00FF80 00FF800255128 青を弱めれば...
#0080FF 0080FF0128255 緑を弱めれば...
#FFFFFF FFFFFF255255255
#B0B0B0 B0B0B0192192192 灰色
#808080 808080128128128 暗い灰色
あとは、自分で光の調合をしてみましょう。

5 見てみる


ここをクリックして、test02.htmlをみてみましょう。

自分でためしてみると、いろいろな色が使えて楽しいですよ。
子どもと一緒に遊びながら、いろいろな色を試してみたほうが楽しいですし、
きっといいのができると思います。

6 おまけ

ページの背景(BackGround)にも色が使えます。
<BODY>のところに指定すれば全体の背景色が指定できます。
たとえば、
<BODY BGCOLOR=pink>
とすれば、バックがピンクになります。
もちろん、数値でも指定できますから
<BODY BGCOLOR=#F0F0FF>
とすると、ごく薄い水色になります。


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